伊達の黒船太鼓との出会いから震災まで

伊達の黒船太鼓に今年正式に入会した、yukkiです。
まったくの新参者ですが、ブログの管理や記事を任されました。
どうぞ、よろしくお願いします。

5年ほど前、2007年に、雄勝石である玄昌石
(硯や東京駅に使われている国産天然スレート材)と
ステンドグラス、現代音楽のコラボレーションをテーマにしたイベント
雄勝石と出会った 30人のグラスアーチスト展

にて、和泉耕二さん作曲の「ペルム幻想 <大地の夢>」という曲の
演奏で共演させていただいたのがご縁の始まりでした。
その時は和太鼓を黒船太鼓、ピアノは和泉真弓さん、僕はディジュリドゥという
オーストラリアの先住民アボリジニの楽器と、玄昌石を叩いた音をサンプリングして
音をその場で作る演奏でした。

               


また、父も屋根の施工屋をしており
東京駅や大阪中央公会堂などの復原作業をしていて、
我々家族は多方面で雄勝との縁を強く感じています。

それから何度か一緒に共演していて、交流を深め、
また彼らの地域に根ざした芸能活動に
とても深い共感を得ていき、またその人柄、暖かさから
出てくる音には何か言葉では言い表せない説得力がありました。

そして2011年の3月11日にあの震災が来ました。

僕自身は雄勝町ではなく石巻の旧市街地付近が自宅の為に
状況が全く解らず、噂では町は壊滅したと耳にしていました。
父が東京駅の事で雄勝に色々と情報収集を始めていき
テレビの取材等もしていただいている時に、
黒船太鼓のメンバーが無事に津波から避難していた事を知り
本当に嬉しかったのを今でも鮮明に覚えています。

つづく