太鼓作りワークショップ 3回目(12月10日、11日)

12/10, 11 雄勝町 店こ屋街近くの物置プレハブ脇など

僕がその場に行くと、すでに丸く切られていたものが一つ干されている。
それと水に浸けられているのが一つと、ぬか漬けになっている皮がある。




今回の作業は革を太鼓に仮貼りして、形をつくるそうだ。
牛の皮は不思議なことに一度パリっと乾くと、
いくら水分を後から染みらせて柔らかくしても、
乾くとまた、初めに乾いた時の形に戻るそうだ。

今回のパートはちょっと難しく時間もかかるとのことで
作業を分担しながら進めることに。

まずは矢澤さんがグラインダーで革を整えている時に
今回修理をする太鼓か破れた革や飾り金具を外す作業。

グラインダーでの作業、本当は革が完全に乾燥しきった状態が
ベストみたいなのだけれど、時間が無いとのことで、
乾いていない状態での作業。
これは相当難しいとのことで矢澤さんにやってもらうことに。



その間に壊れた太鼓のバラし。




ドライバーやバールを使って丁寧に一つ一つ釘を抜く。
ついに革がポロッと外れる。これを両側する。



取り外した革、実は再利用も出来るそうで、洗浄してから一旦水にいれる。
蓋は氷で代用。


しかし飾り金具がどうしても外れないので、矢澤さんとみんなで頭を抱える。

「油圧ジャッキを使おう!」

車のタイヤを交換する時アレを2つ使って金具を引き抜くというアイデア。



なんとか抜ける。
後は釘を抜いた所の穴に竹串を挿して穴の補修。




この作業を寒い〜〜〜と、ひたすら言いながらモクモクと続ける我々。
町の人達が時折応援に来てくれる。

その間に矢澤さんの作業もモクモクとすすらられる。
革をどんどん整えて、今度はこの太鼓の胴に着ける為の金具の寸法をとっている。





そこにナイフで切込を入れて金具を編むように入れていく。

日も暮れてきて、かなり寒くもなってきた。
ここから、電気コンセントが必要なパートになる。
(これまでは電気が無い場所なので、ジェネレーターを使っていました。)

扇風機を回し続けて乾燥を早める作戦です。

なので、神山さんの店こ屋でのお店「神山商店」を間借りしての作業。


革を貼る為の縄を作る。締太鼓のように一旦するそうだ。
それからガシっと止めて、ゆっくりと金具を使って閉めていく。




なんかちょっと太鼓っぽくなってきました。
これを扇風機を一晩〜数日あてて乾燥。

今回はここまで。