仙台青葉祭の青葉神社神輿渡御のお手伝い

5月18日

仙台市での大きな祭の一つ「青葉まつり」にて、
伊達の黒船太鼓も前々からお世話になっている和太鼓「幻創」さんに
声をかけてもらい、神輿渡御の露払い太鼓の山車を引くお手伝いを
させてもらえることになりました。

青葉神社といえば、仙台藩祖である伊達政宗公が祀られている神社。
宮司さんは伊達政宗の右腕と言われていた片倉小十郎の子孫。
その御神輿の露払いのお手伝いが出来るのは、雄勝町伊達の黒船太鼓として
本当に有難いことです。

当日、青葉神社に到着すると沢山の人がいました。
法被姿の方々、お姫様のような方、武士の格好の方々、天狗の方と
いつも見る、雄勝の祭とは別の風景でとても新鮮でした。




山車のところには幻創さん、そして仲間の方々がいました。
各々自己紹介をしていざ山車を動かそうと思うと、タイヤが一つ空気が抜けているのに
気が付き急いで空気を入れる。




しかし、動き始めると同時に

「プッシューーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

と大きな音を立ててまたたく間に空気が抜けてしまいました。
どうやらパンクしているもようです。

ちょうど僕らが担当している場所だったので、タイヤへの負担を
少しでも軽減させようと少し持ち上げながら移動しました。

太鼓打ちは幻創さんの半田さん、南部さん、
打藝衆「傀」の高橋さんの3人。

大通りに出るまでは大きな三つ打ちで移動します。
気が付くと、半田さん、南部さんの手はもう血まみれになっていました。



小休止の時に、

「少しやってみる?」

と、声をかけられたのは、我らが畠中副会長。
神山会長は硬直しておりました。

山車の上に上げてもらい撥を握った時に

「やばい、震えが止まらない・・・」と副会長。




会長は、震えない方がおかしいから、のん(畠中)は正常だと納得していました。

緊張、プレッシャーの中で鳴らす大太鼓の壁は相当大きかったというのは、
姿が見えなくても音で伝わってきました。
みんなでハラハラしながら見守る。

市役所付近で休憩が入り、幻創お二人と高橋さん達の太鼓の披露もありました。




素晴らしい演奏を聞かせてもらったのも束の間。

「次は黒船さんねっ」

と。

会長神山、焦り出す。
大太鼓両面打ちで締太鼓2つで図南の響をアレンジしてやろう。

開始早々、撥を折ったり、
焦って音が聞こえなかったりと、自分たちの甘さを身体で思い知りました。
大太鼓の件やこの事もあり、改めて稽古をしっかりやろうと心に決めた4人でした。



休憩も終わり、定禅寺通りを抜け、そして青葉神社へ帰る途中に、
神社を目前に今度はノーパンクタイヤがバーストしてしまい、走行不能。




みんなで、迅速に山車を解体し車に積み込み撤収完了。

帰り際に

「来年は是非一緒に(山車の)上で鳴らしてください」

と、言っていただきかなりの恐縮かつ恐悦。

ただ、このままだとしっかりと露払いの音を大太鼓で出せないので、
これから大太鼓を必死に練習しようと心に決めるメンバーでした。